ランボルギーニ ミウラP400 レストア第1回


ランボルギーニ ミウラP400のレストアを開始いたしました。

数ヶ月に渡ってレストアの流れを掲示して行きます。

 

貴車の生い立ちについて

1966年から72年に量産されたミッドシップ・スポーツカー、現在のランボルギーニ社を位置付けたミッドシップ・スポーツカーです。

 

1966年10月のフランス・パリショーで発表され これまでの鋼管フレームの車両とは一線を画したプレス鋼鈑によるモノコック構造を 取り入れ、量産を前提として製作販売されたランボルギーニ社初のスーパースポーツとなります。

 

シャシー設計はジャン・パオロ・ダラーラ、エンジン設計はパオロ・スタンツァー ニ。デザインはマルチェロ・ガンディーニ。 ボディの生産担当はカロッツェリア・ベルトーネであり、エンジンは横置きV型12気筒、重量配分、スペース効率を考えミッションを一体化 したブロック設計を取っています。

 

ボディ構造はローラなどのレーシングカーから派生したモノコック構造を持ち (FORD・GT40などの影響もあるのでは?)、当時としては先進的な構造をとっています。 地を這うようなスタイリングと当時としては驚異的な性能でランボルギーニ社の代表 車種としての名声を得たのでした。

お客様からお預かりの状態です。

 

ちなみに貴車は初期型の”P400”US仕様となります。

US仕様特有のヘッドランプも健在です。(同じキャレロ製でもレンズカットが無いのがUS仕様の特徴ですね。)

 

レストアベースとしてはかなり程度が良好であり、 お預かり時での確認でも殆ど修復らしい痕跡は見受けられない状態でした。しかし、フロアーパネルには広範囲の腐食が発生しております。

早速分解、剥離を行いますが、今回は初回ということで、レストア前の状態をごらんくださいませ。

まだまだ続きます。

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