オースティン・セブン レストア第3回


オースティン・セブンのレストアを開始いたしました。

数ヶ月に渡ってレストアの流れを掲示して行きます。

 

今回はインナーフレーム及びアウターパネルを製作しました。

 

フロアから骨組を製作していきます。

ここは資料等で検討した上想像を駆使して製作していきます。

 

各種溶接技法を用い組み上げて行きますが、ここでスポット溶接に注意です。

戦前の車両に”スポット溶接”??と言う方がいらっしゃるかもしれませんが、今回の車両は戦前の車両であることから、溶接技法の歴史的検証しました。

スポット溶接は日本でも1892年(明治25年)に足踏みスポット溶接機が市販されており、以前レストアを行いました、”京三号”にも使用しています。

つまり、年代的にはスポット溶接を用いても、矛盾はありませんでした。

 

特にインナーフレーム等はスチールを使用した関係上、多くの接合箇所に溶接を使用しておりますが、”年代的”にもスポット溶接の使用には問題が無いので、溶接品質の安定する”スポット溶接”も使用しております。

 

ちなみに画像をご覧頂くとお判りになられるかと思いますが、完成したインナーフレームを見ると、第1次大戦後の飛行機の様な雰囲気となりました。

 

 

インナーフレームが完成しましたので、アルミでアウターパネルを成形していきます。

どうですか?だいぶ雰囲気が出てきた様に感じませんか?

今回スペアタイヤはリヤボディの中にしまいます。

ちなみに、タイヤの出し入れは椅子を外して行います。

 

 

 

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