ポルシェ911スピードスタールーフ製作第2回目

 

前回の続きからどうぞ

 

前回サイドピラー部分も含めて、イングリッシュホイールで整形したところまでをご紹介いたしました。

では、次の作業に入りましょう。

整形した部分を溶接して行きます。

 

アルミ溶接を行ったことのある方はTIG溶接やMIG溶接をお知りかと思いますが、弊社では、それらの溶接方法を用いません。

 

その理由は、

 

・板材の場合、溶接温度が高すぎて、材料が変質を起こし、振動で割れやすくなる

 

・溶接部位を平滑、研磨しても、溶接模様が浮き出てくる。

 

それらをクリアする為に、全く別の溶接方法を用いております。

溶接を行うと、歪は避けきれません。

 

一箇所溶接したら、イングリッシュローラーで歪取り、そして溶接。

 

それの繰り返しです。

 

ここでしっかり歪を取らないと、ヨレヨレ形状?になってしまいます。

ルーフとピラーの溶接まで来れました!

ここの溶接部位を完了すると・・・・・

 

こうなります!

一見完成寸前の様に見えますが、ここからが本番と言っても、過言ではありません。

ひたすら、平らなハンマーと当て金で、微細なデコボコを修正する作業に入ります。

ここが、腕の見せ所です。

まだまだ製作は続きます。

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