ベントレー輸入レポート

 

お客様から輸入から登録までの御依頼頂きました。

車輌はWOベントレーとなります。

 

■WOベントレーとは?

1919年〜31年迄、創始者ウォルター・オーウェン・ベントレーが経営した時期のベントレーの総称です。

車種構成は3リッター〜8リッター迄であり、 スーパーチャージャー付はブロワーベントレーと呼ばれています。 1923年から始ったルマン24時間レースでは5回の優勝を誇り、 このときのファクトリーチームのドライバー達がベントレーボーイズと呼ばれています。

31年にロールスロイス社に買収されるまでに3000台あまりが生産されましたましたが、国内では非常に少なく購入は難しい事から、英国からの直接購入を行なう事としました。

 

お客様と数回に渡るミーティングの末、4 1/2Lモデルに購入対象を決定しました。

対象となるモデルは生産台数665台の中の1台となります。

さらにお客様のご希望に沿って、以下の2点に的を絞り車両候補を選定します。

 

1 フルナンバーマッチングである事

2 バンデンプラのルマンボディである事

 

上記条件に当てはまる車輌を探したところ、イギリスに存在することがわかりました。

そこでイギリスより数回に渡るメールでお客様と打ち合わせを経て、下記の車両に決定です。

 

非常に高価な車種である事から現地での確認及び打ち合わせが必要となります。 当社スタッフが英国に渡り実車の確認を行います。

(車両はロンドンの中心にありました。)

 

車両の確認の他、日本国内への輸送の手配も同時に行ないました。 輸送に関しては時間と安全を優先し空輸としました。

 

その後、ロンドン市内の中心を試乗し、そのままメンテナンス工場へ移動します。ここでは日本での使用を考慮したモディファイの打ち合わせを行ないました。 

モディファイ内容は 電動ファンの取付 シートレールのオーダー ウォーターポンプのOH等です。

無事成田に到着です。 

通関を済ませ当社に廻送します。 3週間前には英国試乗したのに不思議な感じです。 

ここから先が重要な登録の準備を開始します。

 

日本のナンバーを付ける為に多く準備が必要です。

今回は車台番号をそのまま使用する為、沢山の資料を揃えました。

(そのまま登録してしまうと、フレームに日本での車台番号が打刻されてしまうのです。)

 

このベントレーの書籍は大変貴重であり、国内では入手困難と思われます。 この資料からこの車両の新車当時の登録番号(YV1471)やその後の経緯、データー等がわかります。

上記の資料と共に、数多くの資料や準備、改善を行い、いよいよ陸運事務所にて登録です。 

で、遂にナンバーが付きました!

これで日本国内で走行することが可能となりました。

勿論、日本の車輌運送法等は全て遵守しております。

 

弊社では、お客様からの御依頼に合わせた車種の選定、輸入〜登録までを行なう事が可能です。

 

お気軽にご相談ください!

 

 

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