弊社設備のご紹介:板金道具編(2)


弊社の工場設備をご紹介いたします。今回は前回に引き続き、板金道具のご紹介です。

 

前回予告させて頂きました通り、今回は、自慢の機械をご紹介します。

一般的には、板金というと、「たたく」イメージではないですか?

わたしたちも以前はそうでした。しかし、レストアの先進国(?)イギリスの工場を訪ねたときに出会ったのです。

これはその名も、

「イングリッシュホイールマシン(English Wheel Machine)」

 

ヨーロッパではこの原型になるようなものが数百年前に使われるようになり、特にイギリスで一番その機能性が注目され、ついには「イングリッシュホイールマシン」と呼ばれるようになったそうです。

 

その後、ドイツやイタリア、アメリカでも徐々に使われるようになっていき、20世紀に入ると、飛行機や車の部品(パネル)を作るのに活躍しました。

どんな風に使うのかというと、ここからは職人さんに聞いてみましょう。

 

「簡単に説明しますと、そばやうどんを棒で伸ばしていくという風に理解していただくことがいいかと思います。(棒が機械のローラーと考えるということ) 使用して自分のものとしていくのには10年位はかかります。このようなわけで、イングリッシュホイールは日本ではだんだん使用されなくなってしまったようです。」

 

機械の構造は単純なものですが、使いこなすには職人の技と経験が必要なんですね。

職人の道は奥が深い!!

 

では、早速、使い方を実演していただきましょう。

まず高さを調節します。

ローラーをまわして、そこへアルミの板を滑り込ませます。

アルミ板を前後に動かしながら ならしていきます。作りたい形をイメージしながら曲線を作っていきます。

 

 

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